タグ・ホイヤーのアヴァンギャルドなオートオルロジュリー「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」
タグ・ホイヤーの歴史と革新性を融合させた新作「モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」が時の境界を打ち破ります
スイスの高級時計ブランドとして知られ、精密さとアヴァンギャルドデザインの代名詞ともいえるタグ・ホイヤーがこのたび、新作のモナコ スプリットセコンド クロノグラフを発表します。この注目すべき時計はレッドとブルーの2カラーで展開、アヴァンギャルドなオート オルロジュリーの世界において、伝統と革新をみごとに融合させた特筆すべきタイムピースです。
「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」はまさに名作といえる時計であり、その精緻なムーブメントと目を見張るデザインは、プロの鑑定士をはじめ、コレクターやファンを間違いなく魅了するでしょう。
タグ・ホイヤーのCEO、ジュリアン・トルナーレはこう語ります。
『タグ・ホイヤーは常にタイムキーピングの限界への挑戦に尽力してきました。タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフの発表によって、わたしたちは豊かな伝統を継承するだけでなく、アヴァンギャルドなオートオルロジュリーの未来をも再定義しています。このタイムピースは精密さと革新性の縮図であり、伝統と最先端技術が完璧に融合しており、わたしたちの時計造りのクラフツマンシップにおける熟練の技を惜しみなく集約しています。』
1世紀にわたる卓越の技
タグ・ホイヤーコピー 時計 代金引換のスプリットセコンド クロノグラフの豊かな歴史は、1世紀以上前まで遡ります。
1900年代初頭から、メゾンはこの非常に複雑なコンプリケーションを修得するべく尽力してきました。その成果はさまざまなストップウォッチやダッシュボードタイマーで実証されました。その歴史において決定的瞬間となったのが、1916年に開発されたマイクログラフです。1/100秒単位の計測機能を備えていたことから、1920年代から1930年代にかけてオリンピックの計時機器として推奨されました。このパイオニア精神は、マイクロスプリットに受け継がれ、マイクログラフ同様の1/100秒の精度とスプリットセコンド機能も備えていました。
1960年代には、ホイヤーのストップウォッチはモータースポーツのパドックに欠かすことが出来ない存在となりました。なかでも記憶に残るリファレンス11.402は、スプリットセコンド クロノグラフを内蔵し、1/10秒単位の正確な計測機能を可能にしました。このクロノグラフは、レーシングチーム、スクーデリア・フェラーリでタイムキーパ-を任されたホイヤーのスタッフであるジャン・カンピチェが使ったことによって、ブランドを象徴するモデルとなりました。
1989年、タグ・ホイヤーは腕時計のクスプリットセコンド クロノグラフを発表し、1990代を通し、特にアイルトン・セナやゲルハルト・ベルガー、ミハエル・シューマッハといった伝説的なレーサーたちの間で絶大な人気を博しました。
そして2024年を迎えたいま、タグ・ホイヤーはこの名高い系譜のラインナップに加わる最新モデルを発表します。それはモナコ スプリットセコンド クロノグラフ。まさに正確無比なタイムキーピングのシンボルです。
デザインを一新
1969年の誕生以来、タグ・ホイヤー モナコは既成概念にとらわれないデザインの象徴でした。従来の時計デザインを覆す個性的なスクエアシェイプ、9時位置に配したリューズ、サテン/ポリッシュ仕上げのステンレススティール製ケースとブルーのダイヤル。モナコは時計業界に新風を巻き起こしました。特に、防水性を備えた初の角型クロノグラフ腕時計となったことで、アイコンとしての地位はさらに不動のものとなりました。アヴァンギャルドな美学で時代を先取りしたこの時計は、サミー・デイヴィス・ジュニア、スタンリー・キューブリック、そしてスティーブ・マックイーンといった先見の明を持つ著名人たちから賞賛を浴びたのです。
モナコ コレクションの55周年アニバーサリーを飾るタグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフは、デザインをさらに一新しました。構造を見直し、グレード5チタンなどの軽量素材を使用することで、わずか85グラムという軽さを実現し、透明度の高いサファイアガラスが主役を演じる個性的な外観となっています。チタンとサファイアを融合させたこのタイムピースは、それぞれを半分ずつ組み合わせて造られたケースが、ユニークさを際立たせています。
時の流れに追いつく
タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフの中核を成すのは、新たに発表されたTH81-00機械式スプリットセコンドクロノグラフキャリバーです。ムーブメントは100%チタン製で、タグ・ホイヤーとムーブメント製造において世界的に名高いヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエのコラボレーションによって生まれた自動巻クロノグラフムーブメントのなかでも最軽量です。
こうして、スイスならではのクラフツマンシップと最先端技術が融合した最高傑作が誕生しました。スプリットセコンドはフランス語で「ラトラパンテ」とも呼ばれ、極めて複雑で精巧な機構です。複雑さゆえに熟練した時計製造技術が要求されます。この機能は同時にスタートして別々に終了する複数のインターバルを記録することが可能で、通常のクロノグラフより高い機能性を発揮します。レース場でのラップタイム計測でも、各種スポーツ競技の計測時間の積算でも、モナコ スプリットセコンド クロノグラフは比類なき精度と万能性を誇ります。
TH81-00機械式スプリットセコンドクロノグラフキャリバーを搭載したモナコ スプリットセコンド クロノグラフの製造は、時計造りにおける革新の中枢への探求でした。精巧に設計・製造されたこのムーブメントは、精度と複雑性の限界を超え、唯一無二の高精度な計時体験を提供するという目的に向けたわたしたちの努力の頂点です。「この時計のあらゆる構成要素に、わたしたちの時計造りに注ぐ芸術的技巧が反映されています」。タグ・ホイヤーのムーブメントディレクター、キャロル・カザピの言葉です。
最新コレクションは2色のカラー展開で登場します。ダイナミックでスポーティなレッドはメゾンがもつレーシングスポーツのDNAに着想を得ました。クラシックでタイムレスなブルーは初代モナコのオリジナルカラーに敬意を表したものです。
時計の魂が宿る中枢への入り口であるケースバックは、全体がサファイアガラス製です。そのため内部に納めたTH81-00機械式スプリットセコンドクロノグラフキャリバーの複雑な全容を、余すところなく見ることができ、うっとりするような眺めを楽しめます。透明なケースバックは、ローターが浮いているように見える独創的なデザインで、時計の洗練された構造を際立たせています。
ローターはタグ・ホイヤーを象徴するシールド型に造られており、サテン仕上げで、力強いレッド、またはブルーのグラデーション塗装を手作業で施しています。これはタグ・ホイヤーのタイムピースのなかでも極めて限られたタイムピースにのみ採用される象徴的なデザインです。
センターブリッジにはタグ・ホイヤーのシンボルであるチェッカーボード模様を施し、サテン仕上げのテンワブリッジの面取り部分はポリッシュ仕上げです。これらすべてが手作業で造られており、最高レベルの仕上げにかけるメゾンの情熱が表れています。サンドブラスト加工の表面とポリッシュ仕上げのスクリューがさらに、ムーブメントの仕上げに注がれた熟練のクラフツマンシップを際立たせています。
ダイヤルもやはりサファイアガラス製で、機能性と美しさが調和した姿は見逃せません。透明なキャンバス地ともいえるこのダイヤルは、その奥にある精巧な機構を見せると同時に、正確に計時する確かな視認性も実現しています。
レッドのモナコのダイヤルアーチは繊細なサテン仕上げとブラックのDLCコーティングで仕上げています。これは軽量チタンケースの仕上げを再現しています。一方、同じくチタンケースを使用したブルーのモナコのダイヤルアーチはブルーのグラデーション仕上げで、上部のライトブルーから下部の濃いロイヤルブルーへと変化していく様は、静止状態でも時計に生き生きとした躍動感をもたらします。この複雑なカラーグラデーションは、繊細なアルマイト処理によって実現しています。この精緻な技術は、処理段階ごとに異なる電圧を加える必要があり、一つひとつの時計に技巧を凝らした手法です。
レッド、ブルーのいずれのモナコも9時位置にラトラパンテ針と同色のプッシュボタンを配し、スプリットセコンド機能を際立たせるとともに、全体の色彩を調和させています。6時位置のスモールセコンドダイヤルはアーチの形状を再現しており、3時位置の「ラトラパンテ」と9時位置の「クロノグラフ」の文字は、時計造りに注いだ偉大な技術をさりげなく連想させます。
このモデルにはすべて、ローターにシリアルナンバーが刻まれており、ファブリック模様を施した手縫いのカーフストラップが付いています。
タグ・ホイヤーはモナコ スプリットセコンド クロノグラフとともに、ウォッチメイキングのクラフツマンシップとアヴァンギャルドな革新を通して、再びタイムキーピングの限界に挑みます。このタイムピースは精密さの意味を再定義するとともに、メゾンに語り継がれてきたクロノグラフの伝統に敬意を表し、タグ・ホイヤーがアヴァンギャルドなオート オルロジュリーに注ぐ情熱を完璧に体現しています。